説教　「救い主のお誕生」
説教者　森田泰司牧師
聖書　イザヤ書 9章1節、5節～6節
　　　ルカによる福音書 2章1節～20節

　
　いよいよイエスさまのお誕生をお祝いする12月24日の礼拝を迎えます。この日、わたしたちは教会に集い、イエスさまがお生まれになったことを喜ぶ讃美の歌を声高らかに歌います。
　世界中の教会がこの日共にお祝いする日。2000年の昔、ユダヤのベツレヘムでお生まれになった小さな赤ん坊。立派な御殿の中で生まれたのではなく、町の中でごったがえす宿屋の片隅か、あるいは、家畜が眠る小屋の中にある飼い葉桶に寝かされている生まれたばかりの赤ん坊。だれが、この子が世界中の人を、神さまとの関係を取り持つ人として、わたしたちに残る「罪」。神さまとの途切れた関係を元に戻すために、その命を十字架の上で献げて贖（あが）う人となると思ったでしょうか？
　しかし、その夜天に現れた天の御使いたちは、この人こそまことの主メシアであると宣言し、預言者たちが何百年も前から預言をしていた救い主であると告げました。
　その知らせは、ベツレヘムの郊外で野宿をしていた羊飼いたちに真っ先に告げられました。その当時、社会の片隅に置かれていた、最も低いところに置かれていた人にこの喜びが告げられたのは、どんな人であっても、神さまの救いからもれることはない。ただ、主イエス・キリストを自分の主と公に告白して、洗礼を受け、神さまから罪を赦（ゆる）されて新しい人になることができるということでした。

　そのことを聖書のみ言葉から聴いてまいりたいと思います。

2025年12月14日主日礼拝

聖　　書
　旧約：イザヤ書 40章1節～11節
　新約：マルコによる福音書 1章1節～8節
　　説教者：森田泰司牧師